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AC解決法 7


 

物語を少しずつ認識していく

 

自分が体験したことを話したり書いたりすることは、得手・不得手がありますね。だから、自分ができる範囲で、自分が子どもの頃に体験したことを自分のなかで認識していきましょう。そうすることの目的は、当時の感情を確認するためです。

 

「確かに、自分が感じ取ったことはあって、あの時傷ついたことはおかしいことじゃない」って、自分が認めるために過去を確認して物語として認識することが、これからの生き方にプラスをもたらします。

 

なぜかって、今のあなたは自分の感情がハッキリしなかったり、または負の感情(怒りや悲しみ、殺意や孤独感など)を持ち続けてはいませんか?感情がハッキリしないと気持ちが悪いでしょうし、負の感情しかなければ嫌じゃないでしょうか。

 

だから、「確かにあの時は傷ついたのだ」と過去の感情を認めることが、自尊心を回復させるには大きな一歩になります。

 

気分が落ち込んでいるとか、なんだか明るく笑えないとか、ひがんだような、物事を斜めからしか見れないという方は、ちょっと心の状態としては好ましくないと思うんです。体もダルかったり、寝不足とか、前向きな気持ちになりづらくヤル気はでないことで、仕事や生活に支障が出ている方もおいででしょう。

 

そんな好ましくない心の状態は、ゆっくりケアしていくことが望ましいです。ダイエットみたいにイッキに減量する、みたいなやり方は、リバウンドが激しいので、ゆるやかに回復していく方が、心のリバウンドも少なく、負担も小さいのです。

 

不全感が抜けないのがACなんですが、そうなっているのは、自分が自分の感情を認められていないからです。

 

 

「自分が自分の感情を認めるってどういうこと??」って思う方が多いと思います。

 

自分が認めていないことを確認する質問としては、

 

「自分のことが好きですか?」 があります。

 

100%好きだーー大好きだーーー!!と言える方は認められています(笑)

 

でも、そうではなくて、嫌いとか、パーセンテージが低い(50%に満たない)方は、

自分の感情を認められていない可能性があります。

 

たとえるなら、ドロドロ血液でしょうか、血管は疲弊し血液がスムーズに流れないことで、様々な不具合が起こり、結果なんらかの病気になることが予想されますよね。それに対して血液サラサラなら、とても健康的で、活発さや明るく行動できそうな感じがしませんか?

 

今回なら血液が感情ですから、感情を自分が認めることで、滞りなく循環し、ストレス耐性があり、よい意味で自分中心に行動していけます。

 

でも、ドロドロだと、感情の流れはにぶく、麻痺したり固まったりして不全感となります。

 

その結果、精神を病んだりして好ましくない人生になりますよね。このような感情を認められない一番の原因は、

 

否認』しているからです。