ソクラテスの弁明
悩んだときにこそ読むべき作品だと個人的には思います。
哲学という学問について知ろうとしたとき
最初に手にする作品かと思う。
少しだけ前情報を知ってから読んだ方が
物語の意図が理解しやすいかもしれないです。
作中では、ほぼソクラテスが話していて
ただ読んだだけでは意味がわからないかもしれない。
人ってなんで生きているんだろう
本当の正しさってなんだろう
命をかけてでも貫き通したいこととは?
人がもつエゴをどのように捉えるのか
読んでみると今の自分の配慮の程度がわかるかも…
人生ってなんだろう?とか
生きる意味って何だろう?ということは
魂という非科学的な命題に突き当たりますが
この作品は、そのことを考える上で
命(魂)について自分なりの考えを探る
【手がかり】になるんじゃないかと思います。
物凄く短い作品(90ページ)なので是非読んでみてください。
考え続けることの大切さに立ち返ることができるかもしれません。
「ソクラテスの弁明」プラトン著 納富信留訳/2012年刊/光文社古典新訳文庫/216ページ/900円+税
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