「スマホ脳」
本書では、記憶力や
集中力といった知能が、
スマホのせいで
低下していることを分析しています。
著者は精神科医でMBA取得。
膨大な科学的根拠をもとに
話が進んでいくので。。。
詰んでます
わかりやすさも相まって、
思わずスマホを隣の部屋に置きました(笑)
(調査量がハンパない)
現代の世界の子どもたちが抱える
コミュニケーションの問題として、
●共感的配慮
●対人関係における感受性
。。。があるそうです(子どもだけ?)
これらの原因には
スマホの影響があると
多くのページを割き説明しています。
研究には4〜5年かかるそうで
結果発表よりスマホが進化する
スピードの方が速いので、
2021年時点でも深刻なダメージがあるため
特に子どもたちを
スマホやタブレット端末から
遠ざけた方が良いと言っています。
『実際には、必然的に不幸になると決められているわけではない。
著者は自分も
スマホに依存していると
認めつつ説明してくれるので
説得力というか
人間臭さがあるなって思いました。
GAFAに現代人は
操作されているので、
スマホの時間を
減らせばいい、とは
わかっていても止められない
読むと怖くてたまりませんが(笑)
問題提供するだけで終わらず
具体的な対処法のまとめが
アドバイスとして書いてあるので、
それをするか否かは
デジタル化社会の
奴隷となった現代人に残された
最後の選択なのかも
「スマホ脳」アンデシュ・ハンセン著/2020年刊/新潮新書/
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