良心の呵責がわからない

 

誰しもルールを守ることが時として難しい場合があります。たとえば制限速度以上に車を運転してしまうことや、赤信号での横断、タバコやゴミのポイ捨て、イジメ、嘘をつくことなどから「ルール違反」をしている自分に気づくことがあると考えられます。ところが、法律を破ることにためらいがなかったり、婚姻関係にある相手を惨めな生活に陥れるようなことを自らしたとしても、「良心の呵責」を感じない人は、協調性がなくルールを守ることが難しいのかもしれません。

 

次の7つの項目を読まれ、3つ以上当てはまるようなら、あなたは規範意識に難のある人かもしれません。

 

 

1.社会のルール(法律)を破ったことがある。または発覚してはいないが法律を破ったことがある。

2.嘘をつくのが好きだ。自分のためなら人をだますことは当たり前だ。

3.衝動的に行動する。計画を立てて行動するのは苦手。

4.口で説明するより先に手が出てしまう。暴力が止められない。

5.自分や他人の安全を「先に考えて」行動することは難しい。

6.人からよく無責任だと言われる。このため仕事は長続きせず、借金をしても返済せず、むしろ金を貸す方がバカだと思う。

7.「良心の呵責」という感覚がわからない。これは、例えば、もし自分が他人を傷つけたり、いじめたり、盗んだりしたとしても何とも思わないからである。

 

 

読まれてみていかがでしたか。自分のなかにある衝動性によって、今までの人生が台無しになったり、後先を考えない行動によって犯罪となってしまったり、家族やパートナーと親密な関係が築けず、孤立無援な生き方をしてきたということはないでしょうか。

 

社会生活を送る上では人はひとりでは生きていけないという原則を無視した生き方は、いつか破綻を迎えます。しかし性格的な問題に気づき、たとえ何度も人生に失敗したとしても、年齢を重ねることによって、一度しかない人生を、もう一度自らの努力によって、やり直すことは可能であると私は信じています。